学生時代の演奏試験は
年に2回勉強会(合奏)と、
学年末に実技試験(一人で弾く)がありました。



勉強会は学年ごとに1曲ずつ演奏し、一人一人に評価をいただきます。



これがとにかく緊張するんですよね…



私のときは能楽専攻の専用部屋『能ホール』で勉強会が行われていました。
幕がないので出入りが丸見えなのと、
ずらずらっと教授陣が目の前に並び、それぞれの師匠のや保護者の方々も聴きにいらしていたので、空気はピリピリしてました。



そして学生なので、いつどんなハプニングが起こるかわからない。
糸が切れたり糸巻きが落っこったり足が痺れてコケたり靭帯損傷したり(誰とは言わないけど実際にあった笑)



懐かしの写真が出てきました。
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これは3年生の勉強会で『蜘蛛拍子舞』のタテを弾かせていただいたときのもの。
タテ(三味線のリーダー)は順番にまわり、タテ、ワキ、3枚目、トメ、後見それぞれをまんべんなく勉強します。



『蜘蛛拍子舞』は私達が一年生の時に先生や先輩方が定期演奏会で演奏されていて、憧れの曲でした。



3年生の必修曲の中に入っていたので、
この曲を勉強させてくださいと先生にお願いしました。



当時は本当に難しくて…苦戦しました。
何が難しいって全部難しかったです
同級生にたくさん支えてもらいました。
このときものすごく勉強したおかげで、今は普通に弾くことができます。(弾けなきゃ困るけど)
『舞台にかける』ということは大事ですね。



何度も同級生と一緒に弾くうちに、息遣いや癖などわかってきて信頼関係が生まれ、安心して弾くことができます。
私の教室の発表会で同級生のみんなに来てもらい、1曲一緒に演奏させていただきますが、やっぱり一番安心感が違います。



来年の3月は10回目記念の発表会なので、
また一緒に弾けるといいなと思います




次回は藝祭のことについて書きます。




つづく



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